2ntブログ

このサイトについて

boyslover

管理人:boyslover
「ボーイズラブ~腐女子の庭」は、ボーイズラブ系コミック・小説・同人ソフトの紹介サイトです。
ボーイズラブ、やおい、同性愛などに興味のない方や嫌悪感を抱く方には、 閲覧をお薦め致しません。
※成人女性向けサイトです。
This website is for adult only.

カテゴリー

最近の記事

月別アーカイブ

RSSフィード








リンク

このブログをリンクに追加する

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カラダでわかる恋心

カラダでわかる恋心

カラダでわかる恋心
著: 森本あき
発行: オークラ出版
レーベル: アクア文庫
ジャンル: 若者

大学生の奏は、クールビューティな外見ゆえ“男でも女でも気軽に寝る奴”と評判だった。
だが実は、誰ともHしたことがない。
その奏が好きなのが、大学一のモテ男で親友でもある雄一。
奏は募る思いを隠して雄一と接していた。
ところがある日、珍しく女の途切れていた雄一が「誰でもいいから今すぐやりてーっ」とぼやく。
思わず奏は「相手してあげようか?」と口にしてしまった! 
それ以来奏は雄一に抱かれ、体だけは馴染んでいく。
けれど心は「体だけでもいい」という思いを裏切っていき――。


「そんなことっ…」
あるわけないじゃん、と言ったら、雄一だから抱かれる、という意味になりそうで。
答えられないでいると、雄一は、まあ、いいか、と肩をすくめた。
「どっちにしろ、ラッキー。奏、超きれーだし、具合よさそうだし。すぐシャワー浴びるから、待ってろ。もちろん、ベッドで、な」
最後に、にやり、と笑うと、雄一はベッドルームを出た。
奏は緊張と不安で崩れ落ちそうになる体を支えながら、どうにかベッドの上に座る。
男同士でどうやるのか、ぐらい知っていた。
あまりにもみんなに聞かれるので、どうやるんだろう、という興味で大学一年のときに調べてみたのだ。
そして、出した結論。
そんなこと、するわけないだろーっ!
第一、あんなものが、あんなとこに入るわけないじゃないかっ!
なのに、いま、自分はそれを実行しようとしている。
雄一のものを、入れてもらおうと、思っている。
だけど、本当にできるのかどうかなんて、分かるはずがない。
唯一の救いは、雄一が慣れている、ということだけ。
手順は女の子とそんなに変わらないから、任せておけば大丈夫だろう。
「あとは、痛い、とか言わないようにしないと…」
それか、久しぶりだからほぐれてないんだ、とかにする?
いろいろ悩んでいるうちに、ガチャリ、とドアの音がして、雄一が入ってきた。
ベッドの上に座ったままの奏を見て、おどけたように驚いたふりをする。
「なんだ、俺を誘惑するいやらしいポーズでも取ってるかと思ったのに。期待はずれ」
ただの冗談なのに、その期待はずれ、という言葉が胸に刺さった。
もしかしたら、終わったあとにも同じことを言われるのかもしれない。
だったら、そう思われないようにがんばろう。
恥ずかしい、という気持ちも、初めてで恐い、という思いも。
全部全部捨てよう。
奏は目を細めて、微笑んだ。
どうか、色っぽく見えますように!
「だったら、雄一がさせて?」
奏は雄一に手を伸ばした。
「裸にして、いやらしいポーズさせて?」
「…すっげー」
同じようにバスタオルを腰に巻いていた雄一が、そのタオルをはぎ取った。
「いまのセリフだけで、俺、勃ってるわ。奏、色っぽすぎ」
確かに、雄一のその部分は少しだけ形を変えていた。
それだけで、涙が出るほど嬉しいと思った。

キスをされた。
雄一の顔が近づいてきて、そうなのかな、と思っているとキスをされた。
初めてのキス。それが好きな人とでよかったと、目をつぶりながら奏は思う。
うすく唇を開いたら、すぐに雄一の舌が入ってきた。
舌と舌が触れ合って、軽くこすられる。
くすぐったさに、肩をすくめたら、雄一の舌がもっと攻撃的になった。
口腔内を全部まさぐられて、唾液を飲まされる。
奏は雄一の首に手を回すと、自分からも舌を絡めた。
動かし方なんて全然分からないけれど、なにもしないと初めてなのがばれてしまいそうで。
雄一がしているみたいに、絡めたり離したりを繰り返す。
キスだけでこんなに気持ちよくなるなんて、知らなかった。
体をいじられたら、いったいどうなってしまうのだろう。
そう思ったのが通じたのか。
雄一の指があごから首筋を、何度か往復し始めた。
くすぐるようなその動きに、奏は体をよじる。
雄一の唇がやっと離れると、奏を見つめて微笑んだ。
「俺のキス、どう?」
「…どうにかなっちゃいそうなほど、気持ちいい」
がんばって頭を切り替えて、いかにも慣れてるふりで答えた。
何も答えなかったら、初めてでどうしていいか分からない、とばれてしまいそうで。
奏は必死で頭を回転させる。
「奏にそう言われると、嬉しいね」
今度は雄一は奏の耳をかりっと噛んだ。
奏の体が、びくん、と震える。
「奏、耳弱えからな。気持ちいいんだろ?」
舌で耳の裏をなぞられて、それから耳たぶ、耳の中、と愛撫される。
くすぐったさに、体が、びくん、びくん、と震えるたびに、雄一は楽しそうに笑った。
「ホント、感じやすいなあ。すっげー楽しい。声出して。エロい声、いっぱい出して」
「…雄一が出させて。じゃないと、出してあげない」
挑戦的にそう言ったら、ふーん、と雄一がうなずいた。
「まだ足りねえ、ってこと? 分かった。じゃあ、本気でいくわ」
うそーっ! これで本気じゃないってこと!? 
じゃあ、いまからどうなっちゃうの!?

→「カラダでわかる恋心」をダウンロードして読む


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL: