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いじっぱり恋愛マニュアル

いじっぱり恋愛マニュアル
いじっぱり恋愛マニュアル
著: 兎月ゆあ
発行: フロンティアワークス
レーベル: ダリア文庫e
ジャンル:学園 生徒会長

明るくて人懐っこい性格の森沢空良は、ある日、格好良くて人気の生徒会長・二宮晃雅に気に入られてしまう。
態度のでかい晃雅に、反発する空良だったが、何故か成り行きで勉強を教えてもらうことに。
キャンキャン騒ぐ空良を周囲は会長のワンコと呼ぶし、迷惑かけられっぱなし。
けれど、素の晃雅を知り、心を許し始めた頃、戯れのように晃雅からHなことをされて感じてしまい――!?


「……訊くんじゃなかった」
「そんなに嫌そうな顔すんなよ。本気なんだぜ?」
深いため息を吐いた空良に晃雅は笑うけれど、信じられるはずがなかった。
晃雅の顔に出ているのは、空良の嫌いなあの笑み。
はいはいと軽く流して、紅茶のカップを取ろうとすると、突然横からその手を掴まれた。
「こうしたら、信じられるか?」
なんだ? と顔を上げた空良の唇に触れたものは、ちゅっと可愛らしい音を立ててすぐに離れた。
「……え?」
(なに、今の?)
ふにっとした柔らかいものの感触に、きょとんとする。
「少し荒れてるな」と独り言のように呟きながら、ぺろりと唇を舐める晃雅に少し遅れて空良の顔が赤くなった。
「お。初々しい反応。お初か、ラッキー」
「な、なっ!」
ぱくぱくと金魚のように口を動かすだけで、きちんとした言葉にならない空良はにやりと笑った晃雅から慌てて離れた。
「可愛いな」
自由になった手でキスされた唇を覆い隠し、ソファに座ったまま距離をとる空良を、晃雅は追いかけて再度唇を塞ぐ。
腕を掴まれ引き寄せられて、簡単に抵抗を封じられてしまった空良は、他人の唇の柔らかさに目をさらに大きく見開いた。
頭がついていかないほどの驚きに、ぽかんと開いたままの唇は簡単に晃雅の侵入を許してしまう。
「んっ……んんっ」
ぬるりとしたものが口腔に入ってきたのを感じ、目をきつく閉じて、びくりと震わせた身体は晃雅の腕の中に捕らえられてしまう。
しかも耳朶をくすぐりつつ顔を固定させる晃雅の手に、逃げようとした空良の背筋を妙な震えが駆け抜けた。
ねっとりと歯茎をなぞりあげ、深く入ってきたそれが硬直したままの舌に触れる。
自分の意思とは関係なく好き勝手に動く熱に、空良はぎゅっと身体を硬くすることしかできない。
喉の奥まで犯すような、知らない感触と熱におののく空良に構わず、晃雅の口づけは執拗になっていく。
硬くなった身体を溶かすように時間をかけて熱をわける晃雅に、次第に身体から力が抜けていった。
「っ! ん、ふっ」
ずっと塞がれていても唇の微かな隙間から漏れた鼻に抜けるような声が、空良の鼓膜に届く。
聞いたこともない、自分のものだとは到底思えないような声。
自分の声だと思うと、耳を塞いでしまいたいほど恥ずかしいのに、唇の隙間から漏れる声が抑えられない。
空良だって、キスはただ触れ合わせるだけじゃないということは知ってはいたが、実際こんなに激しいとは知らなかった。
想像と現実のギャップに、それだけで頭の中がパンク状態なのに、慣れたように口内を嘗め回され、尖らせた舌先で上顎を舐められたら、かくんと身体から力が抜けてしまう。
ぞくぞくとするたび、きゅっと眉を寄せて襲いくるものを耐えるように、晃雅の制服の胸元を掴む。
口腔をこんなに舌が蠢く感触など、わかりもしなかった。

→「いじっぱり恋愛マニュアル」をダウンロードして読む

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